
初心者でも大丈夫!【株の買い方】基本手順と失敗しない選び方のコツ
「株を買ってみたいけど、買い方は?」 “株の買い方”は、株の初心者の方が、まずぶつかる疑問かもしれません。 そこで、株を買うために最低限必要な知識から、実際の手順、初心者でも失敗しにくい銘柄選びのコツまで、すべてまとめて簡単レクチャーします。
本記事のポイント
- 株を買ったことがない人向けのわかりやすい簡単解説
- 基本のキから失敗を回避するためのポイントまで網羅
- 読めば誰でも株が買えるようになる
「株の買い方を知りたい」 「初めて株にチャレンジしてみたい」 …という方におすすめの内容となっています。 株を初めて買う方にとって必要な情報を凝縮してご紹介しますので、最後まで読み終えると、すぐにでも株の購入にチャレンジできるはずです。 ではさっそく解説を始めましょう。

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ferci 詳しくはこちら1. 株の買い方:基礎知識

まずは株の買い方について、基礎知識から見ていきましょう。
1-1. 株はどこで買う?
「株を買いたい」と思ったとき、まず思い浮かぶのが「株って、どこで買うの?」というシンプルな疑問ではないでしょうか。 結論からお伝えすると、株を買うときには、証券会社に証券口座を開設して、証券会社を通じて購入します。 なぜその必要があるのか、仕組みから見ていきましょう。
株の売買は「証券取引所」で行われる
一般の投資家が購入できるのは、上場企業(=株式公開している企業)の株ですが、上場企業の株は「証券取引所」で売買されています。 例えば、ニュースなどでよく聞く「東証(東京証券取引所)」は、証券取引所の一種です。 証券取引所に開設された株式市場で、株の売買取引が行われています。
証券取引所での取引は証券会社を通して行う
では「株は証券取引所で買うの?」と思うところですが、個人投資家が証券取引所で直接取引することはできません。 証券取引所での取引を行いたいときには、ブローカー業務を行う「証券会社」を通す必要があります。 そのため株を買うまでの流れは、証券会社を利用するために証券会社に証券口座を開設し、その証券会社を通して、株の売買をするという流れになります。 例えば、投資家が株を買いたいときには、証券会社に「買い注文」を出し、証券会社がその注文を証券取引所に取り次いで、株の取引が行われる仕組みになっています。 ※具体的な手順は、後ほど「2. 株の買い方:基本の手順」にて解説しますので、続けてご覧ください。
1-2. 株を買うためにお金はいくら必要?
次に知っておきたいのが「お金」の話です。 株を買うためには、「買いたい銘柄の株価 × 買いたい株数」と「証券会社に支払う手数料」のお金が必要になります。
株の購入は最低100株単位が基本
注意したいのは、株は取引できる最低の売買単位が決まっていることです。この単位を「単元株数」と呼びますが、単元株数は基本的に100株となります。 例えば、株価が500円の銘柄を買いたいのであれば、通常「500円×100株=50,000円」が必要となります。 ※補足:例外として1株から購入できるサービスを提供している証券会社もあります(例:マネックス証券のワン株)。
証券会社に手数料を支払う必要がある
前述のとおり、株の売買取引は証券会社に仲介を依頼する必要がありますが、仲介の報酬として証券会社に支払うのが手数料です。 手数料は、証券会社および取引金額によって異なりますので、それぞれ確認が必要です。 例えば、マネックス証券の場合、2022年3月時点での手数料は以下のとおりとなっています。
1注文の約定金額 | 手数料 |
---|---|
5万円以下 | 50円(税込:55円) |
5万円超 10万円以下 | 90円(税込:99円) |
10万円超 20万円以下 | 105円(税込:115円) |
20万円超 50万円以下 | 250円(税込:275円) |
50万円超 100万円以下 | 487円(税込:535円) |
100万円超 150万円以下 | 582円(税込:640円) |
150万円超 3,000万円以下 | 921円(税込:1,013円) |
3,000万円超 | 973円(税込:1,070円) |
※ 注文訂正や価格条件付き注文等における、成行注文と指値注文の手数料計算の取扱いについては注文訂正時の手数料をご覧ください。 出典:手数料 | 株式(現物取引) | マネックス証券
1-3. 株を買う価格はどうやって決まる?
日常生活で私たちが何かの商品を購入するときには、あらかじめ商品の価格が決まっていて、その金額で購入するかどうか決めるのが普通です。 一方、株式市場で取引が行われる株の売買では、複数の売り手・買い手が存在しており、最も有利な条件を示した相手と優先的に取引が成立していきます。 イメージしやすいのは、魚市場の「セリ」です。株式市場も同じ原理で、セリ売買が行われています(セリ売買は「競争売買」とも呼ばれます)。 株の買い方として押さえておきたいのは、買い注文を出すときに、どんな条件を提示するかです。 価格の条件の提示方法として「成行注文」と「指値注文」の2つがあります。
成行注文
成行(なりゆき)注文とは、「価格がいくらでも良いから買う」と価格を指定しない注文です。 価格に条件をつけないので、注文を出してすぐに取引が成立する確率が高くなります。 ただし、思わぬ高値で株を買うことになるリスクもあるのが、成行注文です。
指値注文
指値(さしね)注文とは、「この金額なら買う」と価格を指定する注文です。 価格に条件をつけるので、成行注文と比較すると取引が成立しにくくなりますが、指定した価格より高く買うリスクはありません。
1-4. 株を買うお金の支払い方法は?
株を買うお金はどうやって支払うのでしょうか。 株を買うためのお金は、買い注文を出す前に、証券会社の証券口座に入金しておく必要があります(これを前受制といいます)。 証券口座に入金する方法は証券会社によって異なります。 例えばマネックス証券であれば、主に「即時入金サービス」「定期自動入金サービス」「銀行振込」の3つの入金方法があります。
マネックス証券の入金方法
- 即時入金サービス
提携金融機関の口座契約をされている方が利用できるオンラインの入金方法です。即時に買付可能額に反映され、入金手数料も無料です。
- 定期自動入金サービス
お客様が指定された金融機関から毎月1回指定金額を引き落とし、マネックス証券の証券総合取引口座に自動的に入金する方法です。入金手数料は無料です。
- 銀行振込
お客様専用の入金用銀行口座へ振り込む方法です。振込みから残高への反映には、通常15分程度の時間がかかります。また、振込手数料はお客様負担となります。
出典:入金方法を教えてください。 | マネックス証券 自分にとって都合の良い方法を選んで入金しましょう。
1-5. 株を買える時間は?
取引できる時間は、証券取引所によって異なります。東京証券取引所(東証)の場合、以下のとおりです。
東京証券取引所の取引時間
- 月曜日〜金曜日の平日(土日祝日および12月31日〜1月3日は取引が行われない)
- 午前9時〜11時30分、午後12時30分〜15時30分
※午前9時〜11時30分の取引時間を「前場(ぜんば)」、午後12時30分〜15時30分の取引時間を「後場(ごば)」と呼びます。 証券取引所の取引時間以外でも、証券会社のウェブサイトから注文を出すことはできますが、出した注文の取引が成立するのは、証券取引所の取引時間内のみとなる点に注意しましょう。 例えば、12月31日に証券会社へ注文を出しても、実際の取引は1月4日以降にならないと行われません。 なお、国内には東京証券取引所以外に、名古屋・福岡・札幌にも証券取引所があります。
前場 | 後場 | |
---|---|---|
東京 | 9:00~11:30 | 12:30~15:30 |
名古屋 | 9:00~11:30 | 12:30~15:30 |
福岡 | 9:00~11:30 | 12:30~15:30 |
札幌 | 9:00~11:30 | 12:30~15:30 |
2. 株の買い方:基本の手順

次に、実際に株を買う手順をご紹介しましょう。
実際に株を買う手順
- 証券会社を選ぶ
- 証券口座を開設する
- 証券口座に入金する
- 買いたい株(銘柄)を決める
- いくつ(株数)をいくら(価格)で買うか決める
- 買い注文を出す
- 約定する
- 売買代金と株式の受渡しが行われる
2-1. ステップ1:証券会社を選ぶ
1つめのステップは「証券会社を選ぶ」です。 株の売買は“証券会社”を通して行う必要があることは先に述べたとおりですが、証券会社は複数ありますので、まずは自分がどの証券会社を利用するか選びます。 証券会社を選ぶうえでは、3つのポイントをチェックしましょう。
証券会社選びのポイント
- 取引方法
- 取引手数料
- 使い勝手
取引方法
証券会社の取引方法には「対面取引」と「ネット取引」があります。 対面取引は、証券会社の実店舗の顧客窓口や電話・FAXなどを使い、証券会社の担当者を通じて取引を行います。 担当者からアドバイスを受けられるメリットがありますが、その分、取引手数料は高額になるのがデメリットです。 ネット取引は、証券会社のウェブサイトやアプリを使い、インターネットを通じて取引を行います。 個別の担当者はつきませんが、その分、取引手数料が安くなるメリットがあります。インターネットさえあれば簡単に取引できる利便性も魅力です。 これから株を始める初心者の方におすすめなのは「ネット取引」です。近年では、株取引に有益な情報もウェブサイトから収集できるようになっています。 なお、 「ネット取引がいいけれど、投資のアドバイスももらいたい」 という方には、先輩投資家たちから生のアドバイスをもらえる「ferci(フェルシー)」を使うという選択肢もあります。 ferciは、マネックス証券が投資初心者の方に向けてリリースしたアプリです。少額から、わかりやすいデザインのアプリで株取引を始めることができます。
取引手数料
取引手数料は証券会社によって金額が異なりますが、手数料を比較検討するときには、「自分が多く取引するであろう金額の取引手数料」を見ることが大切です。 例えば、「10万円以下」の少額の取引を中心に考えているのであれば、10万円以下の取引手数料で比較しましょう。
使い勝手
ネット取引の場合、証券会社のウェブサイトやスマホの使い勝手は、重要なポイントとなります。 操作性はもちろんのこと、銘柄の探しやすさ、投資判断に役立つ情報へのアクセスのしやすさ、画面の見やすさなどは、取引のしやすさに影響するからです。 マネックス証券の「ferci」であれば、投資初心者にとっての使い勝手を意識して作られているため、スムーズに操作できます。
2-2. ステップ2:証券口座を開設する
2つめのステップは「証券口座を開設する」です。 候補の証券会社が絞れたら、証券会社を開設しましょう。 マネックス証券のferciでは、アプリから口座開設申込みフォームに進みます。なお、ferciのアプリから口座を開設しても、マネックス証券の口座が開かれるため、ferciだけでなく、マネックス証券のサービスをすべて利用できます。

具体的な流れ・所要日数は証券会社によって異なりますが、マネックス証券の場合、最短で申込みの翌営業日に口座開設が完了します。

ferciのアプリはこちらからインストールできます。

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ferci(フェルシー)はマネックス証券が運営する株価・チャート・SNS掲示板×少額投資スマホアプリです。株初心者の方でも、先輩投資家の口コミを通じて学びながら500円でも少額投資を始められます。
ferci 詳しくはこちら2-3. ステップ3:証券口座に入金する
3つめのステップは「証券口座に入金する」です。 証券口座の開設ができたら、株を買うための資金を証券口座に入金しましょう。 入金方法は「1-4. 株を買うお金の支払い方法は?」で解説したとおり、証券会社によって異なります。 ▼ 入金画面の例

マネックス証券の「ferci」であれば、アプリ内で簡単に入金できます。
2-4. ステップ4:買いたい株(銘柄)を決める
4つめのステップは「買いたい株(銘柄)を決める」です。 証券口座の開設ができたら、どの株を買うか決めます。 補足として、株式には「銘柄」という名称が付けられており、「銘柄選び」といったら「どの株を買うか選ぶ」ことを指します。 “株式の銘柄は、その会社の社名をつける”というルールがあるので、実際には銘柄=社名です。 銘柄選びのポイントとしては、大きく分けて2つあります。
- 収益性、割安さから選ぶ
- 配当金、株主優待から選ぶ
銘柄の選び方は、この後「3. 株の買い方 : 初めてでも失敗しない銘柄の選び方」にて解説しますので、詳しくはこのまま読み進めてください。 買いたい銘柄が決まったら、証券会社の取引画面でその銘柄を検索しましょう。例えば「マネックスグループ(8698) 」で検索すると、以下のような画面が表示されます。

2-5. ステップ5:いくつ(株数)をいくら(価格)で買うか決める
5つめのステップは「いくつ(株数)をいくら(価格)で買うか決める」です。 証券会社の取引画面で買いたい銘柄の注文画面を表示させたら、株数と価格を指定しましょう。

株数は「株の購入は最低100株単位が基本」でご紹介したとおり、100株単位での購入が基本となります。100株なのか、200株なのか、300株なのか、といった具合に株数を決めましょう。 また、100株単位で買うようなまとまったお金がないという場合も、マネックス証券の「ferci」なら1株から購入できるので安心です。「100株ずつ購入」ではなく「1株から購入」を選んで株数を入力すると、1株単位で株を買うことができます。 次に価格は「1-3. 株を買う価格はどうやって決まる?」でご紹介したとおり、成行注文と指値注文があります。
成行注文と指値注文
- 成行(なりゆき)注文
値段を指定しないで注文する方法です。 ※ 単元未満株の注文は「成行」のみです。「指値」はできません。
- 指値注文より優先して取引が成立します。
- 注文の有効期間などの条件を設定できます。
- 早く確実に売買したいときに利用します。
- 株価の変動が激しい場合は想定よりも高い値段や安い値段で売買されることがあります。
- 指値(さしね)注文
値段を指定して売買する注文方法です。
- 自分よりも条件の良い注文(成行注文など)が多く出されている場合は約定しない場合もあります。
- 注文の有効期間などの条件を設定できます。
- 買い指値の場合は指定した値段以下で、売り指値の場合は指定した値段以上で注文が約定する可能性があります。
出典:株式注文ヘルプ 「成行」「指値」とは | マネックス証券 ferciのアプリから発注する場合は、自動で成行注文となりますが、マネックス証券のウェブサイトから発注すると指値注文も問題なく利用できます。「指値」入力のポイントは「株式注文ヘルプ 「指値」入力のポイント」を参考にしてみてください。
2-6. ステップ6:買い注文を出す
6つめのステップは「買い注文を出す」です。 株数や価格などの必要事項を決めたら入力し、買い注文を出します。

内容に問題がないか確認のうえ、実行ボタンを押しましょう。
2-7. ステップ7:約定する
7つめのステップは「約定する」です。 約定(やくじょう)とは、株式取引などの売買が成立することです。 「買いたい」というあなたの買い注文に対して、条件が合う他の人の「売りたい」という売り注文がマッチして、初めて約定となります。 逆にいえば、買い注文を出したからといって、必ず株が買えるとは限らないことを、押さえておきましょう。 買い注文を出した後は、無事に約定するかチェックする必要があります。
2-8. ステップ8:売買代金と株式の受渡しが行われる
8つめのステップは「売買代金と株式の受渡しが行われる」です。 無事に約定すると、約定した日を含めて3営業日目に、売買代金と株式の受渡しが行われます。 ▼ 約定日と受渡し日の例

証券会社のウェブサイトにログインして確認しましょう。
3. 株の買い方:初めてでも失敗しない銘柄の選び方

株の買い方の基本手順がわかったところで、初めてでも失敗しないためのコツをご紹介します。 株の買い方で重要になるのが、 「どの銘柄を買うのか?」 という銘柄選びです。 銘柄を選ぶうえで、見るべきポイントは大きく分けて2つです。
3-1. 収益性・割安さから選ぶ
まず「収益性」「割安さ」を見て銘柄を選ぶ方法があります。 具体的に見つけたいのは「成長株」と「割安株」です。
- 成長株
売上や利益を伸ばしていて、今後の企業成長が期待できる銘柄
- 割安株
業績に対して現在の株価が割安になっている銘柄
成長株も割安株も、将来的に株価の上昇が期待できる有望株です。安く買って高く売れば、差額が利益になります。
3つの重要指標「PER・PBR・ROE」
この収益性や割安さを見るためには、3つの重要指標「PER・PBR・ROE」を押さえましょう。 PER・PBRは株価の割安さを、ROEは企業の収益性をはかる指標です。
- PER:PERが低いほど割安な銘柄と予想できます。
PERは企業の収益力から株価の割安感を測る指標。 PER = 株価 ÷ 1株当たりの利益(企業の収益力) 日経平均(主要な225銘柄)のPERは15倍程度で推移しているので、基準として参考にできます。
- PBR:一般的には、PBRは低いほど割安と考えられます。
企業が所有する資産から株価の割安感を測る指標。 PBR = 株価 ÷ 1株当たりの株主資本(純資産) 理論上、会社は純資産以上の価値があるため、PBRは1倍を下回りません。 PBRが1倍を下回る企業はたくさんありますが、割安な一方、純資産以上の価値のある事業をしていないと判断されているとも考えられるので、注意が必要です。
- ROE:一般的には、ROEが高いほど収益性が高いと予測できます。
ROEは会社の資産をいかに効率よく活用して利益を上げているか(つまり、いかに多くのリターンが得られるか)を測る指標です。 ROE(単独) = 「一株当たりの純利益」 ÷ 「一株当たりの純資産」 ×100 一般的には10%以上なら優良企業。日本株の平均は8%程度となっています。
出典:株式 初心者コーナー 収益性・割安さから選ぶ | マネックス証券 PER・PBR・ROEは、証券口座を開設した証券会社のウェブサイトにログインすると、銘柄別に見ることができます。 ▼ PER・PBR・ROEの表示例

例として、上記の銘柄の数字をチェックしてみましょう。先ほど述べたとおり、以下がひとつの基準となります。
- PER
日経平均(主要な225銘柄)のPERは15倍程度で推移している
- PBR
PBRが1倍を下回る銘柄は割安だが純資産以上の価値のある事業をしていないと判断されるケースもある
- ROE
一般的には10%以上なら優良企業、日本株の平均は8%程度
この基準に照らし合わせると上記の銘柄は、 「PER・PBRが高めなので割安感はありませんが、ROEが高いので収益性が高い」 と判断できます。 また、PER・PBR・ROEの数値を入力して、条件に合う銘柄を検索(スクリーニング)して見つけることもできます。 ▼ スクリーニング画面の例

最初はたくさんスクリーニングをして、それぞれの銘柄のPER・PBR・ROEをチェックし、銘柄を見る目を養っていきましょう。 詳しくは「株式 初心者コーナー 収益性・割安さから選ぶ」もあわせてご覧ください。
3-2. 配当金・株主優待から選ぶ
次に「配当金」「株主優待」を見て選ぶ方法があります。配当金や株主優待は、株主への利益還元として企業が行うものです。 配当金や株主優待は、株を買った後に売却せず、株を保有しているだけで定期的に受け取ることができるので、株初心者の方でも配当で比較的安定した利益を得られるのがメリットです。 配当金の額が高い銘柄、自分にとって魅力的な株主優待を行っている銘柄を探してみましょう。 株価に対する年間配当金額の割合を「配当利回り」といいますが、検索(スクリーニング)機能を使うと、簡単に配当利回りの高い銘柄を見つけられます。 ▼ スクリーニング画面の例

株主優待から探すときには「株主優待検索」の機能を使います。さまざまな条件で検索できますので、楽しみながら銘柄を探してみましょう。 ▼ 検索できる株主優待の例

詳しくは「株式 初心者コーナー 配当金・株主優待から選ぶ」もあわせてご覧ください。
4. 初心者が知っておくべき株の買い方の注意点

最後に、初心者でもリスクを最小限に抑えて株を買うために、知っておきたい注意点をお伝えします。
4-1. 最初から高額の取引をしない
1つめの注意点は「最初から高額の取引をしない」ことです。 本記事では、基本的な銘柄選びのポイントはお伝えしましたが、もちろんこれがすべてではありません。 投資家たちはさまざまな分析をしながら銘柄を選び出しています。 初心者のうちは、まだまだ知らないこと・わからないことがたくさんあるはずです。最初から高額の取引はせずに、ごく少額の取引から練習を始めましょう。 具体的には、証券会社で取引ができる最小限の金額からスタートするのがおすすめです。例えばスマホアプリの「ferci(フェルシー)」なら、500円でも株が買えます。

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4-2. 株の「売り方」も知っておく
2つめの注意点は「株の売り方も知っておく」ことです。 株を売らずに、株主優待や配当金を得る投資スタイルであれば良いのですが、株の売買によって売却益を出したいのであれば、買い方と同時に重要になるのが、売り方です。 大きな失敗を避けるためには、特に損失が出たときの「損切り」について、あらかじめ知識を身につけておきましょう。 損切りとは、株を買ったときよりも株価が下がって損失が出ている状態の株を売却して、損失がこれ以上拡大しないようにすることです。 具体的な損切りの対処法はここでは解説しませんが、参考になるページを以下にご紹介します。ぜひ、目を通して、初心者のうちから損切りの学びを深めていきましょう。 ▼ 損切りの参考ページ 元ディーラーが教える含み損のタイプ別対処法
まとめ
株の買い方の基礎知識を踏まえつつ、基本手順を8つのステップでご紹介しました。
- 証券会社を選ぶ
- 証券口座を開設する
- 証券口座に入金する
- 買いたい株(銘柄)を決める
- いくつ(株数)をいくら(価格)で買うか決める
- 買い注文を出す
- 約定する
- 売買代金と株式の受渡しが行われる
初めてでも失敗しない銘柄の選び方としては、2つのポイントがあります。
- 収益性、割安さから選ぶ
- 配当金、株主優待から選ぶ
初心者が知っておくべき株の買い方の注意点は以下のとおりです。
- 最初から高額の取引をしない
- 株の「売り方」も知っておく
最初は「コーヒー1杯程度」の少額から株デビューすれば、大きな失敗を避けながら成長できます。ぜひチャレンジしてみてください。

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